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掃除しない

マンション管理会社が掃除しない?住民のクレームを受けてエントランスや玄関の外を見ると、汚い共有部分が…!全然掃除されていない!

マンションの建物や建物周辺、マンションの共有部分はそもそも一体誰が掃除すべき場所なのでしょうか?

ここでは、清掃を依頼すべき管理者や、依頼しても清掃をしてくれない場合の対処法について調べています。

そもそも掃除は誰の役割?

清掃は基本的に管理会社が行なうもの

マンションのエントランスや廊下などの共有部分は、管理会社に清掃を委託していることがほとんどです。

管理会社が行なう清掃業務は3種類

毎日のように住民が利用するため汚れやすい場所でもある共有部。これらの場所は定期的な清掃が必要です。

マンション管理会社が行なう清掃は大きく分けて3種類。日常清掃・定期清掃・特別清掃を行う契約になっているマンションが多いと思います。

日常清掃

エントランスや廊下・通路、階段など、日常的に使われる共有部分の清掃です。利用頻度が高いので、常に清掃をして清潔に保つ必要があります。

とくにゴミ集積所は汚れやすいので重点的に清掃を行なう場所。駐車場や自転車置き場などの清掃も日常清掃に含まれます。

定期清掃

床や壁などの溜まった汚れを機械などを使ってクリーニングする清掃。専門スタッフに依頼して行なうのが一般的です。

特別清掃

日常清掃や定期清掃で取り除ききれない、電球類の清掃などは特別清掃で対応します。

大掃除とでも考えれば良いでしょうか。壁面のバルコニーや廊下に面していない窓の清掃もこちらに含まれます。

掃除をしてくれないときの対処法

マンション管理会社の業務のひとつであるため、ほとんどの管理会社は共有部の清掃業務を行なってくれるでしょう。

しかし中には管理費を支払っているにも関わらずきちんと業務を遂行しないマンションも。何度依頼しても管理会社が清掃をしてくれない場合、どういった対処をすればよいでしょうか?

まずは管理組合に相談

管理会社は、管理組合との業務委託契約によって、マンション管理業務を行っています。

そのため、清掃員に対する不満は、まずは管理組合に相談をしてみましょう。このとき、清掃に対する感覚は人それぞれですから、多少の感じ方の差異があることは折り込んでいただきたい部分です。

管理組合からフロントマンへ相談をしてもらい、清掃員の教育・指導、清掃場所や方法の変更などを行ってもらいましょう。

管理会社のフロントマンに相談

管理組合に相談しても、何も進展がない場合、正しくフロントマンに情報が伝わっていない、フロントマンから現場に伝わっていない可能性が考えられます。

管理会社に確認をすれば、フロントマンへの連絡も可能なので、もし管理組合に伝えてもどうにもならないときは、フロントマンに状況を確認してみるとよくわかると思います。

清掃員さんと作業内容を確認する

管理組合に言っても、フロントマンに言ってもどうにもならない。

そんなときは、管理組合の中で話し合い、具体的に現場で清掃員さんと作業内容を確認することが大事です。

清掃にはどのようにするか確定したルールがないのに、綺麗に保つというゴールだけがあります。しかも、その綺麗さはどのくらいかという基準もありません。

したがって、現場で一つづつ確認して、どこをどういう風にどのくらいの頻度で清掃することを委託者と受託者がそれぞれ確認していくことが大切です。

例えば、集会室内にあるトイレは誰がいつどのくらいの頻度で清掃するのでしょうか?「集会室/1回週」と書かれている仕様は「集会室は使った人が掃除して帰る」というルールのところでは、一般的と思います。

この場合、「清掃員さんは週1回程度見てくれれば十分だよね。」という意味で、週に一度しか集会室には立ち入りません。

ところが、集会室の使用者でトイレまで清掃する人がどれくらいいるでしょうか?

こんなときは集会室のトイレだけは、集会室全体とは切り離して「集会室トイレ/毎日」という仕様でなければなりません。

清掃に対する苦情は、管理会社と管理組合、清掃員さんの立会による確認による解決が必要です。(確認の場を持ってもらえない場合は、上司の方に電話をしてつないでもらって状況を伝えることで、改善するために動いてもらいましょう。)

共有部のルールやマナーを守るのも大切

ゴミ捨て場などに限らず、共有部分を清潔に保つのは、住民の義務であり、各自の協力がなければなし得ません。

自治体のごみ収集のルールとの兼ね合いもあり、ごみの捨て方は通常細かく決められています。住民は協力して、マナーを守ってゴミ出しをしなければなりません。

分別ルールの徹底や前日のゴミ出しの禁止、ゴミ出し時間の厳守などマンションごとにルールは異なりますが、清掃員さんや管理員さんに対応を求める前に、まずは住民1人ひとりが、しっかりとルールを守り、共有部分をきれいに保つ意識を持つことが重要です。

マンション管理会社はゴミ捨て場の清掃義務はありますが、ゴミ処理や分別の義務はなく、委託業務にも含まれていません。本来住民がしっかり分別して綺麗に出せば清掃も簡単で済むはずです。

マンションの管理人や管理会社を困らせないためにも、居住する1人ひとりがマナーを守って、共有部分を利用することも大切なことです。

監修

マンション管理士
武居知行氏

幅広い知識・経験を備えた
頼れるマンション管理士

マンション管理士武居知行氏の顔写真

株式会社
メルすみごこち事務所
武居 知行

不動産会社、マンション管理会社に勤務経験があり、マンション管理士だけでなく、宅地建物取引主任者・管理業務主任者・CFP®の資格を所有する武居氏。
マンション管理に関するお悩みはもちろん、ファイナンシャルプランナーの視点からお金関係の悩みの解決にも力を発揮しています。

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