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マンション管理士とはどういった仕事なのでしょうか。業務内容や資格の取得方法などについて調べてまとめてみました。
マンション管理士(Licensed Strata Management Consultant)はマンションの管理組合の運営や、維持・管理に関するコンサルティング業務を行う専門家を指します。マンション管理士として業務を行うにはマンション管理士試験に合格し、指定登録機関の(公財)マンション管理センターに登録しなくてはなりません。
マンション管理士は令和2年度~3年度の直近では合格率約8~9%※という難易度の高い国土交通省管轄の国家資格で、いわゆる「マンションの管理人」とは異なります。似ている資格として管理業務主任者があります。こちらは異なるものですが、持っているとマンション管理士試験の一部免除が得られます。
※参照元:公益財団法人マンション管理センター/【PDF】令和3年度マンション管理士試験の結果について
快適にマンションでの生活を送るためには、管理組合の運営から建物の維持・管理に関することまで幅広い専門知識が必要になります。管理組合の中にこういった専門知識を持つ人がいるとは限りません。そのため、的確なアドバイスのできる専門家が必要になってくるのです。
国内のマンション人気は高まる傾向にあり、さまざまな特色を持った物件も増えています。規模の大小にかかわらず、人が集まり生活するとトラブルが起こるリスクが生じます。そういったことも含めてトラブル防止と住居環境の管理目的のため、マンションごとに管理組合を設置しルールを決めていくことが法律で定められているのです。しかし、専門知識を持たない一般住民だけで管理組合の運営と業務を全て行っていくのは負担が大きく、難しいのが現状です。
マンション管理士は、管理組合の代表者やマンションの所有者からの相談を受け、専門知識を活かして管理組合の立場としてその運営に関するアドバイスや支援を行っていきます。具体的には、管理組合の運営コストの管理・調整から会計処理、建物の修繕が必要になった場合の修繕計画の計画立案と工事会社の選定、住人との権利関係調整のような事まで、幅広い業務を担う専門家の位置づけです。
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