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マンションのような隣接する専有部分で複数の居住者が暮らす場所では、さまざまなトラブルが起こります。そういったトラブルの解決は管理組合の業務の一つですが、感情や利害関係が入ると厄介なことになりかねません。
そこでどんなトラブルが多いのか、そしてどのように解決していったのかについて事例を挙げて紹介しましょう。
最近は、時代のニーズに合わせてペット飼育ができるマンションも増えてきました。しかし少し前のマンションでは、ペット不可物件も数多くありました。ペットの飼育が認められていないにもかかわらず、犬や猫を飼っていて近隣住人とトラブルになる事例は後を絶ちません。
匂いや毛、糞尿の処理などさまざまな問題を含んだペットトラブルについて、飼い主と管理組合双方が納得のいくような解決策に管理会社が導いたケースを紹介します。
隣接する部屋の音が階下の部屋に響くという生活音トラブルは、マンションに限らず問題となるケースがあります。日常的に続く音は、ストレスを増大させ精神的にも疲弊してしまい、安定した生活を送る妨げとなります。
しかし感情論にもなりがちなケースで、管理組合も頭を抱えるケースも少なくないのが現状です。そこで管理会社の専門家が豊富な経験から双方に納得のいく打開策を提案した事例を紹介します。
建物や設備の不具合で起こりがちなトラブルによく見られるのが、水漏れによるものです。水漏れのほとんどは、上階の専有部分からの水漏れが原因で階下の専有部に被害が出るケースです。
しかし原因は建物や設備にあるのか、上階の居住者の過失によるものかによって対処法が違ってきます。多くのノウハウを持っている管理会社が適切に対処して迅速な解決ができた事例を紹介します。
管理費の滞納は、全国的にも非常に多いトラブルといえます。管理費は管理組合の運営のために必要な費用ですので、組合員である区分所有者は支払う義務があります。滞納している区分所有者に対して、管理会社は督促を行っています。
管理会社は、たくさんの経験と知識、情報を把握しています。そこで督促に関するノウハウも十分持っているといえます。滞納期間や額が少ないうちに、早めに管理会社に相談することが大切です。
ゴミ出しのトラブルを解決する対策としては「貼り紙」「施錠」「監視カメラ」などがあります。具体的にどの対策をとるかはマンションの環境次第ですが、ゴミ出し問題はマンションの住人を常に悩ませる問題ですので、管理会社の腕の見せ所といえるでしょう。
大都市部のマンションでは、自家用車を所有せず、自転車を日常の移動手段としている世帯も多いことから、自転車置場の設置が欠かせません。そのため1世帯1台分の駐輪スペースを併設するマンションが増えています。
ただ、ファミリー層の入居を想定しているマンションだと、一家で複数台の自転車を所有するケースも多いため、どうしても自転車置場が不足し共用部分など本来なら駐輪禁止の場所に停める人が出てきます。
このトラブルの解決法としては、「駐輪スペースの増設」「有料制やレンタサイクルの導入」といった対策が考えられます。しかし、自転車は自家用車よりも手軽に駐停車できるためか、違法駐輪はなかなか減らないのが現実です。管理会社にとっても頭の痛い問題だといえるでしょう。
いくら専有部分であるといっても、部屋を管理組合の許可なく勝手にリフォームすることは避けるべきです。知らないうちに共用部分に影響が出てしまったり、周囲の住民へ迷惑がかかってトラブルになる可能性が大きいでしょう。
そこで、許可なしリフォームに関するトラブル事例や解決方法などについてまとめました。
マンションの廊下やエレベーター、駐車場やバルコニーなどの共用部分は、トラブルが発生しやすい場所といえます。特定の居住者が共用部分を私物化してしまうと、他の住民へ迷惑がかかります。
しかし、簡単にはトラブルが解決できないことも。そこで、共用部分のトラブル事例や対処法などについてまとめました。