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マンション管理システムと管理アプリの違い

マンション管理システムとマンション管理アプリの違いは何でしょうか?ここでは、マンション管理システムとマンション管理アプリの違いや、それぞれのメリット・デメリットについて紹介します。

マンション管理システムとは

管理会社に向けてつくられた業務支援サービスがマンション管理システムです。よく似たサービスとして不動産管理システムがあり、不動産管理システムではソフトを用いて賃貸物件の管理などを行っています。マンション管理システムでは組合の会計や長期修繕計画の統合などに対応でき、ソフトを通じて効率のよい安全なマンション管理を可能にしてくれます。

マンション管理システムのメリット

マンション管理システムの大きなメリットは、書類やデータの管理がソフト上で効率よく行えるということ。また、セキュリティがしっかりしているため安全性も確保でき、データ紛失の心配もありません。さらにマンション管理会社内での担当者の変更にもスムーズに対応できるため、管理会社がシステムを利用するメリットは十分にあります。

マンション管理システムのデメリット

マンション管理システムのデメリットとしては、導入直後の担当者負担が増えることが挙げられるでしょう。システムの使い方を覚えるまでは戸惑ってしまうかもしれません。ですが慣れてしまえば問題ないため、それほど大きなデメリットとはいえません。ただ、マンション管理システムを利用するには料金が発生しますので、ある程度の費用負担は考慮しなければなりません。

マンション管理アプリとは

マンション管理アプリとは、管理組合に向けてつくられたマンション管理業務を行うためのアプリです。アプリを通じて業者への支払い・発注情報の管理・管理費の請求などの会計管理や、駐車場の利用状況などの共有部分の管理などに対応できるため、自主管理をするうえでとても便利なサポートツールであるといえます。

マンション管理アプリの代表的なものとしては、三菱地所グループであるイノベリオス株式会社が開発した「KURASEL(クラセル)」があります。

開発元のイノベリオス株式会社はマンション管理を行う会社であり、同アプリの開発発表は管理会社の仕事を奪うものとして「なぜマンション管理会社が管理アプリを開発?」と注目されていました。その背景には管理会社の人材不足問題があり、とくに採算の取れない管理組合に対しては契約解除を申し入れるほど。

業務委託契約によりコストをかけて管理会社の人材が対応するよりも、管理会社が開発したアプリを販売し、管理組合自身で管理を行ってもらうことで、双方のコストを抑えて満足いく対応の実現を目指せると考え、「KURASEL(クラセル)」での管理に踏み切ったようです。

マンション管理アプリのメリット

マンション管理アプリを管理組合が利用するメリットとして、まず「管理コストの削減」が挙げられます。たとえばこれまでマンション管理を管理会社に業務委託していた場合、マンション管理アプリを使用した方が支払う費用の削減が可能。

また、管理組合での自主管理を行っている場合、「アナログなやり方に限界を感じている」「でも管理会社に委託するほどの財源がない」という管理組合もあるでしょう。マンション管理アプリであればスマートフォンのアプリを通じて情報を一元化できるうえ、費用も抑えられます。たとえば「KURASEL(クラセル)」では199戸までのマンションであれば月35,000円(税抜)で利用できますから、管理会社と業務委託契約を結ぶよりもコストをぐっと抑えられるでしょう。

マンション管理アプリのデメリット

マンション管理アプリを使用するということは、自主管理をしながらアプリを使用すると考えられます。そのため、たとえばこれまで「管理会社に業務委託していたけれど、契約を解除してアプリを導入しよう」という場合、コストは削減できても管理組合の仕事は増えてしまいます。

たとえば管理アプリでは情報の一元管理が可能なものの、点検や修繕、清掃などの業者依頼は管理組合で対応する必要があります。これまで管理会社に業務を丸投げしていた…という場合は、慣れるまでに「管理組合でやることが増えた!」と感じてしまうかもしれません。

また、もともと自主管理を行ってきた管理組合では、管理アプリの導入で利便性を得た代わりに多少のコストが発生することになります。こういったデメリットなども踏まえて、自分たちのマンションに適したサービスを選ぶことが大切です。

組合の機能とコストパフォーマンスを両立できる「マンション管理アプリ」の使用がおすすめ

もし現状のシステムで対応しきれておらず、マンションの管理で困っているのであれば、便利なサービスとしてマンション管理アプリを導入するのも一つの手です。マンション管理では会計や共用部の利用状況などの「情報の管理」に苦労することがありますが、アプリを使用すれば効率よく情報を管理することができます。

「自主管理への移行を考えている」「自主管理をしているが、情報の管理や共有に不安がある」などの場合は、ぜひマンション管理アプリの導入を検討してみてはいかがでしょうか。