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建物・設備の不具合

マンションの建物そのものや設備の不具合で特に多い水漏れなどのトラブルが、どのように解決されたのかを紹介します。

管理組合の悩みの種

マンションなどの建物は、年々劣化していくのは避けられません。建物自体の外壁や窓枠、タイルの剥がれなど年数が経つといろいろなことが目についてきます。また、それだけに限らず特に不安のがつきものなのが、設備の老朽化です。

たとえば、マンションのトラブルで最も多いといわれているのが水に関するトラブルです。もちろん電気などそれ以外の設備の不具合も生活に不便をきたすものですが、水は近隣の居住者にまで影響を及ぼすことがあります。

例えば、上階で水漏れが起こった時に下の階の天井から水が漏れてきた、水漏れで電化製品が壊れた、シミが残った、などのトラブルが起こることがあるのです。

このような建物や設備の不具合によるトラブルで一番頭が痛いのは管理組合です。平成25年度の国土交通省の調査でも、31.0%の人が建物・設備の不具合が課題となっていることが報告されています。

水にまつわるトラブル解説事例

あるときマンションのリビングの天井に大きなシミができていることに気付いた居住者は、上階の水漏れではないかと疑いました。そこで、まず管理組合に申し出て、上階の住人に対処するよう話してもらいましたが、埒があきません。

上階の居住者には、水漏れを起こした認識がないので当然です。原因がわからないため管理組合も頭を抱え込んでしまいました。しかし、とにかく原因究明が絶対条件であるため、管理組合や管理会社は原因究明と解決のサポートを行うことになりました。

ここでは、管理会社が建物管理まで任せていることから、管理組合は管理会社に連絡、写真などを保存しておきました。そこで管理会社は、水漏れが拡大していないか、宅地条件の確認を行います。

場合によっては上階の床板を剥がす事態になり、その費用は管理組合の負担となります。しかし、もし上階の居住者に落ち度がある場合にはその居住者が負担しなければいけません。そこに至るまでに、管理会社が少しでも早く原因の究明を行うことが求められます。

このケースでは、管理会社が建物の配管や設備の詳細な情報を把握していたため、水漏れの場所や状況などから専門家を交えて水漏れの原因を早期に突き止めることができました。

幸い簡単な水道設備の補修で水漏れが解消できたことや、管理会社のアドバイスで火災保険が適用できたことなどから早期解決ができました。

一般的な水漏れの対処の例

  • 床板などのような建物の共用部分のヒビ割れや老朽化が原因なら管理組合が損害賠償
  • 上階の専有部分の問題(排水管の老朽化やふろのオーバーフローなど)なら上階の人が負担

ただし、排水管の老朽化は個人で確認できるレベルではありません。そのためできれば管理組合が保守点検を行って管理するのが好ましいといえます。

もし水漏れなどのトラブルがあった場合、保険が適用されることもあります。そこで加入している保険会社に確認することをおすすめします。専門家による検証が必要な場合もありますので、納得のいくまで検査したほうがいいでしょう。

このような水漏れに関するトラブルは、つい感情的になりやすいといわれています。冷静に対処するためにも、管理組合や管理会社を上手に使ってトラブルになる前に解決を目指すよう心がけましょう。

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